phyphoxで記録したGPSログをWP GPX Mapsで表示

スマートフォン用の物理計測アプリphyphoxで記録したGPSログデータをWordPressのプラグインWP GPX Mapsを使ってプロットしました。

phyphoxはアーヘン工科大学がオープンソースで公開しています。スマートフォン用アプリはAndroid、iPhone版とも無料でインストールして使用することができます。

3軸加速度センサーのデータ、音データ、位置データ(GPS)、3軸方向の磁力、ジャイロスコープの回転速度データなど、スマートフォンのセンサーを使用して取得した物理計測データを記録することができます。

今回は、百々ヶ峰の東海自然歩道を三田洞から古津まで歩いたときの位置データをphyphoxで記録し、WordPressのプラグインWP GPX MapsでWeb上の地図にプロットしました。WP GPX Mapsの機能を利用して、各位置での標高データと歩くペースのデータも地図の下に表示されるようにしています。

phyphoxで記録したGPSデータをWP GPX Mapsで表示する手順の例

1. phyphoxで下記の緑の枠のボタンをクリックし、最後の宛先にデータを受信するメールアドレスを入力してメールを送信します。(メール添付でエクセルフォーマットのデータを送信する手順の例になります。)

「1.2.」で▶ボタンをクリックしてから「1.3.」で停止ボタンをクリックするまでのGPSデータが記録されます。
2. 受信したメールに添付されたExcelファイルをGPXファイルに変換します。

こちらのブログにExcelファイルをGPXファイルに変換するページを用意しました。

下の図はGPXファイルの例です。GPXファイルはXML形式のファイルで、trkタグの内側にtrksegタグがあります。trksegタグの内側には多数のtrkptタグがあり、trkptタグの属性latで緯度を、lonで経度を指定します。

また、trkptタグの内側のeleタグで標高を指定しています。speedタグはその位置を通ったときのペースを指定しています。この例では指定されていませんが、trkptタグ内のtimeタグでその位置を通過した時刻を指定することもできます。

こちらのリンクはGPX 1.0のもので、最新のフォーマットのものではありませんが、GPXフォーマットについてまとめられています。
GPXファイルの例
3. WP GPX MapsプラグインでGPSデータを表示します。
3.1. WordPressのダッシュボードからプラグイン(Plugins) -> 新規追加(Add New)を選択し、プラグインを新規追加

3.2. WP GPX Mapsを検索し、WP GPX Mapsをインストールしてアクティベートします。右の「3.2.」の図はWP GPX Mapsアクティベート後の図です。

3.3. 右の「3.3.」の図はダッシュボードでWP GPX Mapsがアクティベートされているのを確認した図になります。

3.4. ダッシュボードで設定(Settings)->WP GPX Mapsを選択

3.5. Tracksタブでファイル選択をクリックし、PC内に保存しておいたGPXファイルを選択してアップロード。 ショートコードが生成されます。

3.6. 設定(Settings)タブをクリックし、Chart欄のSpeedにチェックを入れると地図の下のグラフにペースが表示されます。 表示するグラフの色を変更することもできます。

3.7. 右の「3.7.」の図はElementorを使用している場合の例になります。Elementorを利用している場合、ショートコードのウィジェットをページや投稿に挿入します。

3.8. ショートコードを編集して、「3.5.」で生成されたショートコードをダッシュボードからコピーして貼り付けます。

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